利便性◎・風情ある町並み・子どもも大人も喜ぶ緑の豊かさ…「神宮前」駅の周辺をレポートします

今回の記事では、愛知県名古屋市熱田区、愛知県の代表的な神社「熱田神宮」が目の前にある「神宮前」駅の周辺についてレポートします。

実際に私が現地に訪れて、街の歴史や現在の雰囲気、駅周辺など、みなさんが気になる情報を確かめてきました。

目次

「名古屋」駅まで約7分!「公共交通機関」の充実性と「歴史」の息吹を感じる“門前町”

「神宮前」駅のある熱田区は、名古屋市の中心部である中区の南側に位置しています。

「神宮前」駅から東海道新幹線「名古屋」駅までは、なんと名鉄名古屋本線の特急や急行で約7分!5路線が乗り入れている「金山」駅まで約2分、特別車を使えば「中部国際空港」駅まで約22分で着くという立地のよさです。

駅から徒歩圏内にJR東海道本線 「熱田」駅(徒歩約6分)や地下鉄名城線「伝馬町」駅(徒歩約7分)、市営バスの運行拠点もあり、交通アクセスは言うことなし。個人的に、熱田区役所まで徒歩約6分と近いのがありがたいなと思いました。

▲「神宮前」駅西口の様子。現在再開発中。「熱田神宮駅前地区 まちづくり構想」の中間案では、織田信長が熱田神宮に奉納した土塀「信長塀」をモチーフとした商業施設を建てる予定とのこと。現場の作業員の方に伺ったところ、解体工事は今月で完了だそうです。今から完成が楽しみです!

▲「神宮前」駅西の市バス乗り場。徒歩圏内にも市バスの路線にも学校があるからか、駅周辺で学生の姿をちらほら見かけました。右側はタクシー乗り場になっています。子どもが一緒でも安心して歩ける歩道の広さも魅力的。

そして「神宮前」駅の最大の特徴は、年間約700万人の参拝客が訪れるという「熱田神宮」が目の前にあるところでしょう。熱田神宮の創建は、なんと今から約1900年前!

もう少し足を伸ばせば、「断夫山古墳」や「白鳥古墳」、江戸時代に街道一の賑わいをみせた宿場の面影を残す「七里の渡し船着き場跡」(宮の渡し公園内)などもあります。

こんなに数多くの歴史的文化遺産にふれられるなんて驚きです。

▲「神宮前」駅西口を出て道路を渡ると「熱田神宮」に到着(駅から徒歩3分)。本殿にはご祭神である熱田大神(三種の神器の1つである草薙神剣をご神体とする天照大神)が鎮まっています。

▲立って深呼吸をするだけで体中の細胞が澄み渡っていくような…清らかな空気に包まれ、まるで別世界。ベビーカーで赤ちゃんを連れてきているご家族からご年配のご夫婦まで、幅広い年代の方が参拝に来ていましたが、おだやかで落ち着いた雰囲気でした。

「神宮前」駅の西口には、江戸から続く和菓子屋「きよめ餅総本家」や明治創業のひつまぶしの名店「あつた蓬莱軒」など、老舗のお店も今なお健在!商店街もあり、どこかなつかしさを感じる心地よい下町感があります。

▲熱田神宮のすぐそばにある「きよめ餅総本家」。お店の看板商品は熱田名物「きよめ餅」。やわらかく伸びのよいまっ白なお餅に、しっかりした甘さのこしあんがぎっしり!お茶請けや手土産にピッタリです。

▲「神宮前」駅西口にある「熱田神宮前商店街」。ちょうどプレオープンのたこ焼き屋さんを発見!店内に提灯が飾られていて「レトロな感じに惹かれるなぁ」と立ち止まっていたら、「ここのたこ焼き、おいしいですよ!」と、イートインスペースにいた大学生くらいの男の子が笑顔で声をかけてくれました。

「赤ちゃん」から「高齢者」まで、世代を問わず過ごしやすい“駅直結商業施設”

昔ながらの趣のある建築物が点在する「神宮前」駅。しかし私がはじめて駅を訪れた時の印象は、実は「なんて整っていて便利な駅なんだろう!」だったんですよね。

ここからは「神宮前」駅周辺の設備と駅の東口直結商業施設「ミュープラット神宮前」についてレポートします。

まず商業施設も含めてバリアフリーが徹底されているのがいいなと思いました。エスカレーターや車いす対応のエレベーターはもちろん、トイレは車いす・ベビーシート・オストメイトのいずれにも対応しています。幅広い世代の方が長く住める環境が整っているんです。

▲「神宮前」駅の東側と西側をまたぐ歩道橋。歩道橋には手すりがあり、自転車から降りて押すことを促す「ラバーポール」も設置されているので安心。また歩道橋の両端にエレベーターがあるので、車いすやベビーカーでの移動も楽ちん。

▲商業施設の横にはスロープが設置されています。西口は熱田神宮を囲む生命力あふれる木々が生い茂っているのが印象的でしたが、東口はところどころに緑が散りばめられていて癒されました。比較的歩道が広い点もよかったです。

次に東口から直結している商業施設「ミュープラット神宮前」をみていきましょう。

▲天井が高く自然光も入るので解放感がありました。

まだ「ミュープラット神宮前」が作られて2年も経っていないためか、施設内がキレイで清潔感があります。

スーツを着た社会人や勉強している学生、小さい子どもを連れたお母さん、お茶会を楽しんでいるマダム、ご年配のご夫婦など、幅広い世代の方が利用していて、ゆっくり滞在している印象です。

施設内にはスーパーマーケット、カフェ、ドラッグストア、100円ショップ、本屋、コンビニなどが入っているので、日々の買い物で困ることはないだろうなと思いました。

▲いたるところに座る場所があるので、休む場所にも困ることはありません。私のおすすめは4階の屋上庭園「ミューズガーデン」!晴れの日に一息ついてここで飲むカフェラテ、格別なおいしさでした。ミューズガーデンの外のテーブルで、家族で軽食を食べてもきもちよさそうです。

▲1階のスーパーマーケット「パレマルシェ神宮前店」。特徴的なのは、化学調味料不使用など、こだわりのある商品やめずらしい商品が多いこと。普段使いしやすい商品もありますが、とくに高品質な商品の品ぞろえが充実している印象です。お惣菜の種類が多いので、仕事で遅くなった帰りに助かりますね。銘店ギフト売場もあるのでお遣い物にも。

「子ども」も「大人」も楽しめる!駅チカの青空と緑が広がる公園

実は「神宮前」駅東口から徒歩5分くらいの場所に、穴場の公園があるんです。その公園の名前は「神宮東公園」。

「神宮前」駅に近い南側と、「名古屋市熱田プール」に近い北側に道路を挟んで分かれている大きな公園です。この公園に来た時の第一印象は、「とにかく広い!」「どこに行っても青空が広がっている!」「緑のいい香りがして“森林浴”ならぬ“公園浴”に来たみたい…」でした。

▲ここが駅から一番近い公園の南側。ここから真っすぐ縦に長い公園です。右奥にはバスケットゴールが2基あり、なんとバスケットボールをすることができます。北側の奥の方にはテニスコートもあるんですよ。

▲ザっと見ただけでも4か所ほど幼児や児童が遊べる遊具のエリアがありました。スロープがあるのでベビーカーでも移動しやすいです。公園内にトイレがあるのでいざという時に安心だなと思いました。

▲こちらは自由広場。ここまで思いっきり子どもが走り回って遊べそうな場所、利便性の高い駅の近くではあまりないのでは?疲れたら休憩できるベンチもいたるところにありました。

▲水辺や噴水広場もあります。水辺は大人の足首〜ふくらはぎが浸かるくらいの、底が見える浅さ。アメンボもいたので子どもは楽しいだろうなと思いました。もう少し北側に歩くと熱田プールがあるので、夏場はプールでも遊んでも

大人の足でゆっくり歩いて、公園を一周するのに1時間くらいかかりました…本当に広い!

歩いていて気づいたんですが、案外大人の方も利用しているんですよね。ベンチに座って軽食を食べている人、ジョギングしている人、ペットを連れて散歩をしている人…若い方からご年配の方まで、みなさんのびのびと過ごされている印象です。

キラキラ輝く緑の中、周りを気にせず自由にのんびりできる広さ、やはりいいなと思いました。

▲公園の芝生エリア。大人の私でも大の字になって寝たくなる解放感レジャーシートをひいてピクニックにも最適ですね。大きな木が多く風通しもいいので、夏の暑い日は木陰で涼しんでもよさそうです。

まとめ

「神宮前」駅の周辺は、日本の情緒や緑の豊かさを感じる落ち着いたおだやかな街並みが広がっており、のびのびと安心して子育てができそうな環境です。そして、交通の便や駅の設備など、車がなくても生活しやすい環境が十分に整っていて、再開発でますます活性化していく地域だと感じました。

取材・撮影・執筆/鈴木 まゐ(2023年5月取材)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

記事のシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次